薬剤師はいらないって言われてるのはご存じだと思います。
薬剤師という仕事は必要ないんじゃないかと不要論まで出ています。
では薬剤師はいらないと思われているのはどんな理由があるのか調べると、大きく分けて3つの理由がありました。
そして薬剤師自身も「薬剤師なんていらない」と感じている方もいました。
今回は薬剤師はいらないと思われる理由と、その対処方法を紹介します。

薬剤師デイゴ
20代:年収450万のブラック調剤薬局でサービス残業
30代:転職で年収600万のブラック調剤薬局マネージャー
毎日22時まで仕事をし体調壊す
40代:ブラック卒業し転職!年収800万+投資・副業で年収1,000万達成
ブラック薬局は、完治不能の病気と同じだと悟りました。
ハッピーな転職を応援しています。

薬剤師はいらないでしょ!なぜ必要性があるの?
薬剤師なんていらないと言われているのは本当ですが、なぜいらないと言われてしまうのか?本当はなぜ薬剤師は必要性があるのかを詳しく解説します。

薬剤師はいらないと思われている
薬剤師はいらないと思われているのは、薬剤師自身も理解しています。
実際に患者と接していて、何も話もしてくれない方もいますし、冷たい態度をされることも度々です。
薬剤師がいらないと思われているのには3つの理由があります。
- 医師から薬の説明は受けている
- 薬の準備をするだけの仕事
- AIで十分できる仕事
いらないと思われていると知りながら働くのって、結構つらいんです。
冷たい態度を取られると、マジで薬剤師を辞めたくなります。
特に薬剤師がいらないと思われるのは、薬をそろえるだけの仕事だと思われているのに高収入だからです。
薬剤師の仕事をしらない人にとっては、「いらない」という嫌味の一つでもいいたくなるのも当然ですね。
薬剤師はなぜ必要なのか?
薬剤師はいらないと言われていますが、本当に必要な仕事なんです。
薬剤師が必要とされる大きな理由は3つあります。
医師は処方箋の記載ミスをよくします(個人差がありますよ)。
軽微な間違いもあれば、絶対やってはいけないミスもあります。
薬剤師の仕事で一番大切なのは、患者にとって最も適した正しい薬であるかチェックすることです。
患者それぞれで年齢や生活スタイルも様々です。
薬はどんな人にでも効果が出るように作られていますが、患者の状態や生活スタイルのことまで考えて作ってあるわけではありません。
薬剤師は薬を飲む人が、症状が和らぎ生活の質も向上するような薬を提案することが仕事なんです。
薬剤師の会話と説明はいらない
薬剤師がいらないと言われている一番の理由は、薬剤師の説明や薬剤師との会話にあります。
薬だけもらっていけばいいから、説明なんていらないという方って多いんです。

会話や説明なしで薬だけ必要
薬剤師がいらないと言われる理由で一番多いのは、薬剤師による薬の説明や会話です。
薬をもらう立場からすると、診察の時に医師から説明を受けているので、薬剤師からの説明は二度手間になるという理由です。
また会話をすることで、体調が悪いのに時間を取られてしまうと感じる方もいます。
薬剤師として服薬指導をするときに、「説明はいらないからすぐに薬だけ渡して」と言われた経験はありませんか?
私は何度もあります。
説明はいらないといわれた時に、薬剤師の仕事がまだまだ認知されていないんだなと感じます。
説明はいらないといった人に限って、後から電話で聞いてきたり、ネットで仕入れた間違った情報を鵜呑みにしていたりします。
実は薬の説明や会話は必要
薬剤師の薬の説明や薬剤師との会話って、実は必要なんです。
薬剤師の薬の説明が必要な理由は3つあります。
薬剤師は医師と違って全般的な薬の知識や医療の知識を持っています。
もちろん専門医ほどの知識はありません。
というかすべての診療科の知識を勉強しないといけないので、浅く広くといったほうが良いでしょう。
患者は2つ以上の病院に通っていることが多いため、何種類も薬を服用していることがあります。
薬の中には飲み合わせが悪く一緒に飲んではいけないものや、病気を悪化させてしまう薬もあります。
薬剤師と会話をして説明を受けることで、医師に薬の変更を依頼したり、患者が言い忘れた情報を伝えたりすることが出来ます。
薬剤師はいらないという不要論は以前からあった
薬剤師はいらないという「薬剤師不要論」ってなくなりませんね。
薬剤師不要論が出てきた理由と、薬剤師が必要になってきたと実感できる環境の変化を解説します。

不要論が出た理由
薬剤師なんていらないと不要論が出始めたのは、ずっと前からです。
薬剤師がいらないと不要論がでるのも理解ができます。
薬剤師不要論が出始めたのは、院外処方箋が増えてきて調剤薬局が乱立してきたころから目立つようになりました。
院外処方箋の普及により、薬剤師の仕事が見えるようになってから不要論が増えています。
院外処方箋が普及していなかったころには、薬剤師は病院の中で調剤を行い交付するのが仕事でした。
病院薬剤師の仕事って見えないんです。
見えないものに対して、いらないなんて文句を言うことは出来ません。
それが院外処方箋が増えて調剤薬局で薬をもらうようになると、調剤している様子も待ち時間もすべてが見えるようになりました。
薬を準備する仕事って、誰にでもできる仕事に見えてしまったからです。
最近では薬剤師の仕事がAIの進歩によって奪われるとも言われています。
ロボットが薬を準備したり、AI技術で薬の説明をしたり飲み合わせをチェックしたりと、薬剤師がいらないと思う人が増えてしまいそうな環境に置かれています。
薬剤師が必要だという環境が増えてきた
薬剤師はいらないという不要論はまだありますが、薬剤師の存在が必要だという環境が増えてきました。
確かに薬剤師が薬を準備したり、長い時間をかけて薬の説明をする機会は減っていくでしょう。
でも薬剤師が必要とされているところは、まだあります。
在宅医療の件数は高齢化に伴い、近年増加傾向です。
令和2年の統計データでは、467万件もの在宅診療が行われています。

薬剤師はこれまで薬局で薬を渡すことが仕事でしたが、在宅医療が増加してからは患者宅に出向いてチーム医療の一員となって活躍する機会が増えています。
薬剤師がいらないというのは、これまでの環境のままでは当てはまってくるかもしれませんが、在宅医療の現場では薬剤師は必要とされる存在です。
薬剤師にとっていらないこと
認定薬剤師はいらない
認定薬剤師は薬剤師にとってはいらないことです。
認定薬剤師は継続研修をして単位を取得すると、誰でもなれる資格です。
単位を取得するためには、外部の研修会への参加をしたり、学会に参加したり、e-learningで勉強しなければいけません。
実際に体験したことですが、研修会に参加しても話を聞いていない薬剤師もいます。
WEBで研修しても、問題を最後解ければいいだけで聴かなくても大丈夫です。
それで認定されましたと言っても、何の価値もありません。
薬剤師自身が「薬剤師は必要ない」と感じる理由

薬剤師自身が「薬剤師は必要ない」「薬剤師なんていらない」と感じるのは、今の職場にやりがいを感じていないからです。
やりがいを感じていないのは、その薬剤師自身のせいでもありません。
つまり薬剤師が働く環境が悪ければ、薬剤師であってもいらないと感じてしまいます。
特に薬剤師の人員不足で忙しくて仕方がないところでは、調剤薬局でも病院でもドラッグストアでも同じです。
急いで薬を渡さないと患者からクレームが出るので、とりあえず薬さえ正しく渡していたらいいと思ってしまいます。
忙しすぎる薬剤師たちは、自分のことしか考えられなくなり、説明さえもおろそかになってしまいます。
だから薬剤師自身が「薬剤師なんていらない」「薬剤師なんて必要ない」と考えてしまっているなら、転職をしてでも環境を変えるべきです。
薬剤師なんていらないと思ったら、「アンサングシンデレラ病院薬剤師」を読んでみるのもおすすめですよ。
「もしかして、薬剤師っていらなくない?」という疑問から始まる、薬剤師なら一度は読んでおきたい漫画です。
薬剤師なんていらないと感じたときの対処方法
薬剤師なんていらないと感じたら対処方法がありますよ。
薬剤師の仕事を理解していない方は、
なんて適当なことを言います。
薬剤師はいらないという態度を取られたり、自分自身が薬剤師の必要性を感じなくなった時におすすめな3つの対処方法を紹介します。

現状のまま薬剤師として楽しく仕事をするなら、「対人業務」に全力を尽くすことです。
薬剤師の喜びは、患者からの感謝とチーム医療への参加です。
つまり自分の薬剤師としての存在意義を感じればいいんです。
今の環境で対人業務に時間を割くことが出来ないのであれば、もっと良い環境があるので転職をしましょう。
やりがいも感じさせてもらえない職場でずっと働くことほど、時間の無駄はありませんよ。

環境を変えるだけで大きく変わりますよ。
転職エージェントも親身に相談にのってくれます。
薬剤師の将来性に不安を感じていませんか?
薬剤師には未来がないと正直思ってしまった方はこちら>>>薬剤師の将来性

コメント